“ゆるまじめ”な子育て応援メディアbabyco編集部です。妊娠・出産・育児というライフステージで大変なママもパパが、ゆる~く、でもまじめに学びながら、 子どもと共に楽しく成長するためのヒントをご提供するのがモットーです。
生まれたばかりの赤ちゃんの体調は、毎日毎時間だって気になります。
いざというときに慌てないように、少しずつ調べておくといいですよ。
3ヵ月未満の赤ちゃんには母体由来の免疫があるので、めったに病気にかかることはありません。 この時期に38度以上の熱が出た場合は、細菌感染などの疑いがあるので、直ちに受診してください。 3ヵ月以上の赤ちゃんになると、それまであった免疫がなくなってしまうので、一般的な感染症にはひととおり感染します。
ワクチンで予防できるものは予防接種を受ければかかっても軽症ですみますが、突発性発疹、手足口病、プール熱、RSウイルスなどのワクチンで予防できない感染症には、ひととおりかかると思ってください。
3ヵ月未満の赤ちゃんが発熱した場合は、危険を伴う場合があるのですぐに救急を受診しましょう。3ヵ月以降で、ぐったりしているなどの症状が見られなければ朝でも問題ないと思います。
救急病院は小児科医が不在の場合がありますが、受け入れてもらえるのであれば、小児科医のいる他の医療機関を探したり時間をかけて行くことよりも、まずはそこで診てもらうことをおすすめします。
きちんとした診断ももちろんですが、出ている症状に対してどんな治療を行うのか、という説明と、症状がどのように変わっていくかなど、予見も含めて明確に伝えることができる人だと思います。
もちろん評判もありますが、相性もあるので、予防接種や健康診断の際にいくつかの小児科をまわって自分で確かめるといいでしょう。
食物アレルギーは、身体に反応が出てからでないとわかりません。医療機関でアレルギーテスト(血液検査)を受けて調べることも可能ですが、特定の食物に反応が出たとしても、イコール身体に反応が出るとも限らないのです。
テストの結果だけで判断してしまうと、避ける必要のない食物まで避けることになるので、あまりおすすめしません。
抗生剤は、きちんとした診断のもとで処方される場合は問題ありませんが、早く治したいからと安易に服用するものではありません。
「熱がある」「風邪気味」など、あいまいな診断で簡単に処方するお医者さんもいますが、抗生剤というのは病気の原因が判明して、ここぞというときに服用することで効果を発揮するものなので、間違った判断で服用すると万が一のときの治療の妨げになる危険性もあります。 抗生剤は病気によって服用期間が決まっているので、処方されたら、説明を求め、「いつまで服用するのか」をちゃんと確認しましょう。
赤ちゃんの具合が悪いと慌ててしまいますね。落ち着いて、次のことを明確に伝えましょう。 「いつから」「どんな症状が」「どのように」です。「昨日の夕方から鼻水が出はじめて、寝る前に発熱。鼻水は水っぽいかんじで、熱は37.9度、今朝は38度でした。」という具合でOK。気になることなどがあればプラスして伝えましょう。
一番良くないのが、「風邪気味なんです」と自己診断で話してしまうことです。思い込みによって伝えるべき症状を省いてしまわないように。
監修者
◆坂田清美先生
首都大学東京健康福祉学部助産学専攻科 助教授 助産師
◆金子光延先生
かねこクリニック(小児科・内科)院長、医学博士